Supabaseの料金は日本円でいくら?Proプランの月額と消費税・請求書の確認点
Supabase Proは月$25で、1プロジェクトなら約3,942円です(2026年10月の為替)。本番とステージング、PITRを使うチームの例を円で計算し、カード手数料と消費税・インボイスの確認点も整理します。
Supabaseの料金は日本円でいくらか
Supabaseの料金は、Proプランで1プロジェクトだけ動かすなら月 $25 です。2026年10月2日の為替レート(1ドル157.67円、欧州中央銀行の参照レート)で換算すると、約 3,942円 になります。本番とステージングの2プロジェクトなら約6,307円、PITRとカスタムドメインを使うチーム構成なら約31,455円です。
下の表の金額は、2026年10月4日に supabase.com/pricing で確認した料金をもとにしています。消費税は含めていません。右の列は、カード会社の海外事務手数料3.63%を足した額です。
The data behind this chart
[
{
"label": "\u8da3\u5473\u306e1\u30d7\u30ed\u30b8\u30a7\u30af\u30c8\uff08Micro\uff09",
"usd": 25,
"jpy": "3,942",
"jpy_with_card_fee": "4,085"
},
{
"label": "\u672c\u756aSmall\uff0b\u30b9\u30c6\u30fc\u30b8\u30f3\u30b0Micro",
"usd": 40,
"jpy": "6,307",
"jpy_with_card_fee": "6,536"
},
{
"label": "\u672c\u756aMedium\uff0bPITR\uff0b\u30ab\u30b9\u30bf\u30e0\u30c9\u30e1\u30a4\u30f3\uff0b\u30b9\u30c6\u30fc\u30b8\u30f3\u30b0Micro",
"usd": "199.50",
"jpy": "31,455",
"jpy_with_card_fee": "32,597"
}
]請求はドル建てです。円での支払額は、カード会社が処理する日のレートで毎月少しずつ変わります。同じドル額でも、先月と今月で円の金額が違うのはこのためです。
Proプランの請求額は何で決まるか
Supabaseの請求は、固定の月額と、使った量に応じた超過料金の2つでできています。固定の月額は次のとおりです。
The data behind this chart
[
{
"label": "Pro\u30d7\u30e9\u30f3\u57fa\u672c\u6599",
"usd_per_month": 25
},
{
"label": "Micro\uff081\u30d7\u30ed\u30b8\u30a7\u30af\u30c8\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_month": 10
},
{
"label": "Small\uff081\u30d7\u30ed\u30b8\u30a7\u30af\u30c8\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_month": 15
},
{
"label": "Medium\uff081\u30d7\u30ed\u30b8\u30a7\u30af\u30c8\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_month": 60
},
{
"label": "PITR 7\u65e5\u9593\u4fdd\u6301\uff081\u30d7\u30ed\u30b8\u30a7\u30af\u30c8\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_month": 100
},
{
"label": "\u30ab\u30b9\u30bf\u30e0\u30c9\u30e1\u30a4\u30f3\uff081\u30d7\u30ed\u30b8\u30a7\u30af\u30c8\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_month": 10
}
]Pro基本料の $25 には、$10分のコンピュートクレジットが含まれます。コンピュートとは、プロジェクトごとに動くデータベースサーバーのことです。いちばん小さいMicroは月 $10 なので、1つ目のプロジェクトのMicroはクレジットでちょうど相殺されます。1プロジェクトなら請求が基本料だけになるのは、このためです。
2つ目のプロジェクトからは事情が変わります。クレジットは1つ目で使い切っているので、追加したプロジェクトのコンピュート料金はそのまま請求に乗ります。Smallなら$15、Mediumなら$60です。コンピュートは時間単位で計算され、一時停止中のプロジェクトはコンピュート料金の対象になりません。クレジットは毎月リセットされ、翌月に繰り越せません。
Pro基本料には、次の利用量が含まれます。月間アクティブユーザー(MAU、monthly active users)は10万人まで。ディスクは8GBまで。エグレス(Supabaseから外へ出ていくデータ転送量)は250GBまで。ファイルストレージは100GBまでです。これを超えた分に、次の単価がかかります。
The data behind this chart
[
{
"label": "\u30c7\u30a3\u30b9\u30af\uff088GB\u8d85\u30011GB\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_unit": 0.125
},
{
"label": "\u30a8\u30b0\u30ec\u30b9\uff08250GB\u8d85\u30011GB\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_unit": 0.09
},
{
"label": "\u30d5\u30a1\u30a4\u30eb\u30b9\u30c8\u30ec\u30fc\u30b8\uff08100GB\u8d85\u30011GB\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_unit": 0.0213
},
{
"label": "MAU\uff0810\u4e07\u4eba\u8d85\u30011\u4eba\u3042\u305f\u308a\uff09",
"usd_per_unit": 0.00325
}
]単価が小さく見えても、量が増えると効いてきます。たとえばMAUが12万人になると、超えた2万人に$0.00325ずつかかり、それだけで$65です。エグレスにはCDNでキャッシュされた分の枠が別にあり、こちらは1GBあたり$0.03と、ドキュメントに別料金として書かれています。
3つのケースを円で計算する
ケース1:趣味の1プロジェクト
Microのプロジェクトを1つだけ動かす構成です。計算は、基本料$25+Micro $10−クレジット$10で、合計 $25 です。円では約3,942円、カード手数料込みで約4,085円になります。利用量が上の枠に収まり、Spend Capをオンのままにしておけば、請求額はこの金額から動きません。
ケース2:本番とステージング
本番をSmall、動作確認用のステージングをMicroにした構成です。基本料$25+Small $15+Micro $10−クレジット$10で、合計 $40 です。円では約6,307円になります。ステージングを足しただけで、Microの料金がまるごと増えます。クレジットは組織全体で$10しかないので、プロジェクトが増えるほどこの差は広がります。
ケース3:PITRとカスタムドメインが必要なチーム
本番をMedium、ステージングをMicroにし、本番だけにPITRとカスタムドメインを付けた構成です。PITR(point-in-time recovery)は、データベースを過去の任意の時点に戻せる機能です。ドキュメントでは、PITRを使うプロジェクトは少なくともSmallのコンピュートが必要とされています。PITRを有効にすると、Proに含まれる毎日のバックアップ(直近7日分)は取られなくなります。
このチームはSpend Capをオフにしていて、エグレスが月300GBになったとします。計算は次のとおりです。
- 基本料:$25
- 本番Medium:$60
- ステージングMicro:$10
- コンピュートクレジット:−$10
- PITR 7日間保持:$100
- カスタムドメイン:$10
- エグレス超過50GB×$0.09:$4.50
合計は $199.50 です。円では約31,455円、カード手数料込みで約32,597円になります。請求の半分はPITRです。PITRは7日保持で月$100、14日保持なら約$200と、保持期間に比例して上がります。
Spend Capはオンのままにするべきか
Spend Capは、超過料金に上限をかける設定です。料金ページによると、Proプランでは最初からオンになっています。組織の請求設定(billing)ページのCost Controlから、いつでも切り替えられます。
オンにしたときに止まるのは、ディスク、エグレス、MAU、ストレージなど、使った量で決まる項目です。枠を超えると、超過分は請求されません。その代わり、その項目の利用が制限されます。超過が続く場合はFair Use Policyに基づいてサービスが制限される、とドキュメントに書かれています。
注意したいのは、Spend Capの対象外になる項目です。コンピュート、PITR、カスタムドメイン、リードレプリカ、IPv4アドレスなどは、自分で明示的に追加したものとして扱われます。そのため、Spend Capがオンでも、プロジェクトを1つ追加すれば請求は増えます。「Spend Capがオンなら$25で止まる」わけではありません。
つまり選択肢は2つです。オンにすれば、請求額は予想どおりになります。ただし、利用が枠を超えた時点でアプリの一部が使えなくなるかもしれません。オフにすれば、サービスは止まりません。ただし、アクセスが急に増えた月は、予想外の請求が来ます。個人の趣味プロジェクトならオン、ユーザーが料金を払っている本番サービスならオフにして、組織のUsageページを定期的に確認するのが現実的です。
日本のカードで払うと実際いくらになるか
Supabaseはドルで請求します。日本で発行されたカードで払うと、カード会社がドルを円に換算し、そこに海外事務手数料(海外事務処理手数料と呼ぶ会社もあります)を足します。この手数料率はカード会社と国際ブランドごとに違います。
たとえば三井住友カードは、Visa・Mastercardのクレジットカードの海外事務手数料を3.63%(税込)と公式サイトで案内しています。冒頭の表の右の列はこの率で計算しました。自分のカードの率は、カード会社の会員規約か公式サイトで確認してください。ドル建ての支払いが多いなら、カード選びで月々の差が出ます。
Supabaseの請求に関するドキュメントでは、JCBも使えるカードブランドとして挙げられています。
東京リージョンを選ぶと料金は変わるか
2026年10月4日時点で、料金ページにもコンピュートとエグレスのドキュメントにも、リージョンごとの価格差は書かれていません。どちらも単一の価格表だけが載っています。つまり、確認できる範囲では、東京リージョンでもMicroは$10、エグレスは1GBあたり$0.09です。
日本のユーザー向けのサービスなら、東京リージョンを選ぶと通信の遅延が小さくなります。ただし、リージョン別料金が将来導入されない保証はありません。新しいプロジェクトを作る前に、料金ページをもう一度確認してください。
消費税とインボイス:請求書で何を確認するか
ここは確認できたことと、できなかったことを分けて書きます。
確認できたことは次のとおりです。Supabaseのchangelog(2026年4月17日)によると、組織の請求先住所(billing address)にもとづいて、VAT、GST、売上税などの税を請求書に加えます。開始は2026年5月1日で、6月30日までに全体へ広げるとしています。請求に関するFAQには、税はSupabaseが徴収の登録をしている法域でだけ課され、請求書の下部に別の行として表示される、と書かれています。
確認できなかったことは次のとおりです。日本がその「登録している法域」に入っているか。日本の住所の組織の請求書に、10%の消費税が載るか。適格請求書発行事業者の登録番号が載るか。この3点は、2026年10月4日時点でSupabaseのドキュメントからは確認できませんでした。
経費精算やインボイス対応のために、自分の請求書で次の点を見てください。請求書は、Supabaseのダッシュボードで組織の請求設定ページから確認できます。
- 組織のbilling addressが日本の住所になっているか。税の計算はこの住所で決まります。
- 請求書の下部に税の行があるか。あれば、税率が10%と書かれているか。
- 発行者の登録番号(Tで始まる13桁の番号)が書かれているか。
- 番号があれば、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトで番号を検索し、登録が有効か。
登録番号のない請求書は、適格請求書として扱えません。経費として計上すること自体はできますが、仕入税額控除をどう扱うかは、顧問の税理士に確認してください。Tax IDの入力欄に日本の登録番号を入れられるかどうかも、ドキュメントでは確認できませんでした。
無料プランで足りるかどうか
無料プランは月$0で、アクティブなプロジェクトは2つまでです。データベースは500MB、MAUは5万人、エグレスは5GB、ファイルストレージは1GBまでです。1週間アクセスがないとプロジェクトが一時停止されるので、常に動いている必要がある本番サービスには向きません。試作や学習用なら十分です。どこで無料プランの限界に当たるかは、Supabaseの無料プランとセルフホストの比較で詳しく書いています。
セルフホストの方が安くなるのはいつか
Supabaseのクラウドで請求を押し上げるのは、プロジェクトごとのコンピュートとPITRです。ケース1やケース2の月$25から$40程度なら、クラウドのままが安く済みます。サーバーの管理にかかる自分の時間の方が、高くつくからです。
話が変わるのは、ケース3のように月$100を超え、その大部分がプロジェクト単位のコンピュートやPITRになったときです。VPSの料金は固定なので、プロジェクトを増やしても請求は増えません。VPSの相場はVPSの料金はいくらかかるかにまとめています。
ただし、セルフホストで安くなるのはお金だけです。Supabaseがやってくれていた運用は、すべて自分の仕事になります。PostgreSQLのバックアップと、PITRに相当するWALアーカイブの設定。各コンテナのアップグレード。OSのセキュリティ更新。障害時の復旧です。公式のDocker構成でどう立てるかはSupabaseをVPSでセルフホストする手順で説明しています。データベースだけをどこに置くか迷っているなら、マネージドPostgreSQLとVPSでのセルフホストの比較が判断の材料になります。Supabase以外の選択肢も見たい場合は、セルフホストできるFirebase代替を参考にしてください。
FAQ
Supabase Proは日本円で毎月いくらですか?
Proプランで1プロジェクト(Micro)だけ動かすなら、月$25です。2026年10月2日のレート(1ドル157.67円)で約3,942円、海外事務手数料3.63%のカードなら約4,085円です。消費税は含まない金額で、円の金額は毎月の為替で変わります。
プロジェクトを増やすと料金はどれだけ上がりますか?
Pro基本料に含まれる$10のコンピュートクレジットは、Micro 1つ分で使い切ります。そのため2つ目以降のプロジェクトは、コンピュート料金がそのまま加算されます。2026年10月4日時点で、Microは月$10、Smallは月$15、Mediumは月$60です。
Spend Capをオンにしていれば請求額は$25で止まりますか?
止まりません。Spend Capが上限をかけるのは、ディスク、エグレス、MAU、ストレージなど、使った量で決まる項目だけです。コンピュート、PITR、カスタムドメインは対象外なので、プロジェクトや追加機能を足せばSpend Capがオンでも請求は増えます。
Supabaseの請求書は日本のインボイス(適格請求書)として使えますか?
2026年10月4日時点で、Supabaseのドキュメントからは確認できませんでした。Supabaseは2026年5月から、請求先住所にもとづいて税を請求書に加えています。ただし、日本の消費税10%や、Tで始まる13桁の登録番号が載るかは書かれていません。自分の請求書で登録番号の有無を確認し、国税庁の公表サイトで番号を検索してください。
東京リージョンを選ぶと料金は高くなりますか?
2026年10月4日時点の料金ページとドキュメントには、リージョン別の価格差は書かれていません。コンピュートもエグレスも単一の価格表です。東京リージョンでも同じ料金と読めますが、新しいプロジェクトを作る前に料金ページを確認してください。